旬は今だけ、というのが体感としてわかり始めた頃。
もはや恋、と思うほど好きなブランドのから招待が届いた。
ランウェイショー。
もちろんまだ「私に参加する資格なんて」という自分責めは根強く残っている。
でも。行くべき、行くしか選択肢がないことは体がわかっていた。
打合せを途中抜けまでして会場に走った
遅刻
時間通りに始まっていたら終わっているレベル
でも大丈夫だった。間に合った。
こういうショーは遅れて始まるものらしい。
急いで走ったせいで、緊張するのも忘れて飛び込んだ。
有名人やインフルエンサーじゃない方のブースに案内されて一安心
しばらく待って、突然ライトが消えてピアノの強い音。
ショーが始まった。
一気に広がるブランドの世界観に感動するも束の間、初めて見る本格的なモデルに釘付けになった
日本の雑誌モデルを見たことはあったが、それはまだお人形さんレベル。(それでも自分は決して目指せないと思う異次元なスタイル)
パリコレにいそうなレベルのモデルはもはや宇宙人だった
最初、畏れが先に来た
美しい、よりも別種族
思い出したのは、アバター
手足の長さが尋常じゃない
顔の小ささ、ウエストのコンパクトさ、人間のカテゴリをこえている
畏怖の念
そのあと少し慣れてきて、純粋にお洋服の素材や組み合わせなどを見て楽しめるようになった
終盤でようやく目に入った
向かいに座っている他の参加者たち
隣にいる人たち
一般人が着ているmurralの服
あの服も、あの服も知ってる
仲間だ 仲間がたくさんいる
同じ空間に集まっている!
普段街で全く目にしないのに、こんなにも。
なかには一見おしゃれに興味なさそうな人もいる
でもよく見たら美学がありそう
私たちはこのブランドに共鳴している
その一点のみで繋がっているんだ
ふと自分の足元を見たら、カバンからのぞく飲みかけのペットボトル
ダサい
とてつもなくダサい
ペットボトルって、ダサかったんだ
スタイリッシュな水筒を買おう
帰りに猿田彦コーヒーで余韻に浸った
多幸感あったな
夢を切り取ったかのような
恍惚
最後に冷静な感想になるけど、
半数の人はほぼずっと撮影してるから、
映りたくなければマスクや眼鏡をつけるべきと思った